2016.11.17

Geneva Results

今回のGenevaですが、パテックの腕時計の史上最高落札額(1,100万CHF)が出るなど、かなりの盛況だった模様。その中からいくつか。

 

まず今回、何と言っても頭角を現したのが 6239のダブルスイスアンダーラインのブラウンダイアル。このモデルのブラウンダイアルは世界に数本で、今回の個体はその中でもコンディションが最も良いとされる個体。今回は200Kを超えるとは予想されてましたが、結果は300K超えの31万CHF を記録。もともとダブルスイス系はデイトナの初代モデルでもあり、そのレアさの割にはPNなど派手なモデルの陰に隠れて、アンダーバリューな価格推移を見せてましたが、今回の落札でその地位を確立しましたね。黒文字盤は他のモデルとの差が少ないので、何と言ってもこのホワイト文字盤に人気が集中すると思われます。

そして6263パンダのTIFFANYは、2.8というシリアルがTIFFANYのフォントとのミスマッチ感もあって、評価が別れましたが、それでも最終的には874Kという高額落札。

パテックでは、このブレゲ文字盤の3970。ケースと特注カラーのスペシャル文字盤のマッチングも素晴らしく、これは純粋に美しい時計でした。こちらも300Kを超え、通常の3970の2倍以上の評価。同じ文字盤ではサーモンピンクや黒文字板もありましたが、その中でも特に綺麗でしたね。

世界で最もブラウンな個体とも言われるこのボンド・サブは意外と伸びませんでしたが、それでもサブマリーナとしては記録的な562Kで落札となりました。

そしてこちらの4767。一般的にはKillyには入らないリファレンスとも言われていますが、プレ・キリーとも言える位置づけ。全体のゴールド感が日本人にはハードルが高いですが、イタリア人には良く似合いそうな雰囲気です。

Keywords:
Patek Philippe
Rolex