Ruf って空冷時代はその時代の最新の911をベースとし、チューンしてというある種AMG的なモデルをコンプリートとしていたイメージがありますが、最近はちょっと変わってきてますよね。

もちろんそれにはRuf社とポルシェとの関係性の変化 も多いにあるんでしょうけど、Singer社 の成功に影響された部分もあるのかもしれません。

ジュネーヴで発表されるはずだった「SCR」。964を意識したデザインにホエールテールと呼ぶリアウィングを装備。外観全体のイメージは Singer の懐古趣味的なテイストともちょっと違う、シンプルというか質素な雰囲気。リアのテールライトだけLEDを使ってモダンなテイストですが、派手さはありません。

内装は Singer のような独自のテイストは排除し、空冷時代の内装のイメージそのものを狙った感じで、これはこれで好ましい。写真でみる限りクオリティも高そう。ステアリングだけモダンなのも意外と悪くないですね。

 

ドアハンドルあたりにわずかに 主張はあるものの、基本的にはアンダーステイトメントを狙った雰囲気ですね。

リヤに搭載されるエンジンは、510psを発揮する4.0リッターの水平対向6気筒自然吸気ユニット。センターモノコックと同様に、ボディにも軽量なカーボン素材を用いるなど徹底的に軽量化し総重量を1250kgに抑えたことで、2.45kg/psのパワーウェイトレシオを実現。組み合わされるトランスミッションは6速MT。