TK 率いる香港のFerrari ディーラーであるBlackbird Concessionaires がオーダーした P80/C が発表されました。P80/C はフェラーリ初のサーキット専用のワンオフモデル。

もともと Blackbird は 映像製作も得意とし、今回はこのモデルの開発風景などを自らショートフィルムにまとめたものをフェラーリオフィシャルとして公開。そのあたりの関係性を見ても、フェラーリ本社との深い関係性が見てとれます。

サーキット専用モデルなので、ヘッドライトも無い仕様。フロントからサイドに回り込むガラス面のデザイン、フェンダーのスリット状のインテークなど、相当に凝ったデザインで、新しさの中にもクラシカルな雰囲気もありますね。

ベースとなったのはサーキット専用の 488GT3で、ボディシェルには勿論 カーボンを起用。 デザインソースは 330 P4 や Dino 206S あたりの往年のレーシングカーだとか。クラシックレーシングカーへのオマージュを込めた、最新のトラック専用モデルというところでしょうかね。

Ferrari 330 P3

Ferrari 330 P4

Ferrari Dino 206S

Ferrari P80/C

リアカウルを開くと、完全にエンジンが露出するあたりも、かなりの迫力です。エンジンはV8。インテリアは完全にサーキット仕様ですね。

このプロジェクトは始まりにすぎないというような文章もあるので、もしかするとこれからいくつかのモデルが作られるのかもしれませんね、楽しみです。