結局のところ、レクサスSUVのデザインのテーマのひとつはこのスピンドル・グリルをどうSUVの形に着せるかということだと思うんですが、正面から見る限り今回のUXで、かなり違和感なくフィットさせる事に成功している印象はあります。

僕たち日本人から見ると、まだそのグリル内の意匠に若干の土着的デザイン（言い換えればアルファード感）は感じますが、かなり全世界標準的なデザインに近づいた印象。

ただし、このサイドの凝りに凝ったプレスや、リアのディティールがかなりビジーな印象ですね。パネルの抑揚をダイナミックにつけた方が、スポーティさを訴求しやすいとは思うのですが、もう少しシンプルなレクサスらしさがあっても良いかもしれませんね。もちろんNXとの差別化もあるので、敢えてやっているとは思いますが。