MAJOR FORCE BE WITH YOU – 30TH ANNIVERSARY
東京のレジェンドレーベル MAJOR FORCE が台風とともにやってきた
1988年に創設された日本初のクラブミュージック・レーベル、MAJOR FORCE。タイニーパンクスの高木完、藤原ヒロシ、MELONの中西俊夫、工藤昌之、屋敷豪太という豪華メンバーによってスタートしたMAJOR FORCEは、スチャダラパーなどの人気アーティストを輩出すると同時に、クラブミュージックシーンとファッションを結びつけ、現代に続く東京のストリートカルチャーの礎を築いたと言える存在だ。
Photo_ Hikaru Funyu| Edit&Text_Saori Ohara
そんなレジェンド音楽レーベルMAJOR FORCEのスタートから30年。脈々と続く東京ストリートシーン/ユースカルチャーの中心地・ラフォーレ原宿にて、“MAJOR FORCE BE WITH YOU – 30TH ANNIVERSARY -”が開催された。RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2018の一環となるこのイベント当日は、関東に台風24号が迫る9月30日(日)。公共交通機関も計画運休を発表し、原宿界隈の店舗も軒並み営業時間を短縮するなど異例の状況下でのスタートとなったが、ラフォーレミュージアムへと続く階段にも、Tシャツや新譜を販売していた物販ブースにも、MAJOR FORCEのステージを待つ人々が長蛇の列を成していた。
開演前にはRed BullによるMAJOR FORCEのドキュメンタリー映像が流され、ロビーエリアにはレーベルの歴史を物語る写真や出版物などの展示も。高木完とライター・荏開津広による数分のトークセッションののちスタートしたステージでは、「こんな嵐の日に来てくれちゃうみんなはもう、全員家族みたいなもんだな!覚悟してきてるんだろ?」と笑う高木のMCに、オーディエンスからは拍手が湧いた。
その後高木率いるバンドにORCHIDS、藤原ヒロシ、EGO-WRAPPIN’など豪華なメンバーが入れ替わりで加わり、アンコールには昨年他界した中西俊夫の娘・花梨も登場。会場では、「このラインナップでチケット1,000円はかなりオイシイ」という声が繰り返し聞かれたのも納得だろう。またオーディエンスの中には音楽業界人だけでなく、ファッションブランドの関係者の姿も多数あり、改めて音楽とファッションシーンの繋がりにMAJOR FORCEの存在が影響していることも物語っていた。
30年の歴史あるレーベルが次世代へ向けて何を仕掛けてくれるのか、再び動き始めたMAJOR FORCEの今後に期待したい。
出演アーティスト:
K.U.D.O.、高木完、屋敷豪太、藤原ヒロシ、SDP、森 俊二、クニ杉本、田村玄一、momo、大西ツル、TOMOHIKO a.k.a HEAVYLOOPER、EGO-WRAPPIN’、立花ハジメ、島 武実
セットリスト:
COPY88
ACTION
HOODLUM TOKYO
LOVE FORMULA(BRIXTON BASS MIX)
I WILL CALL U
KOKOKU
MOON HOTEL
MUHIKA
ITS A NEW DAY
NICE GUY
あんた誰?
TOUCH ME
TRIBE OF LOVE
TOP SECRET MAN
EGIPTIAN REGGAE
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