「LOUIS VUITTON（ルイ・ヴィトン）」がアムステルダム国立美術館のために、ヨハネス・フェルメールの傑作「牛乳を注ぐ女」の特製トランクを製作した。10月10日にリニューアルオープンしたルイ・ヴィトン 三越日本橋店には、同トランクが限定展示されている。

　2019年2月3日まで上野の森美術館で行われている「フェルメール展」は、現存作35点ともいわれるフェルメール作品のうち、日本初公開となる「ワイングラス」「赤い帽子の娘」「取り持ち女」を含む9点が一堂に会す”日本美術展史上最大のフェルメール展”。開催に祭し、アムステルダム国立美術館は、同館が所蔵する絵画の中でも最重要作品の一つである「牛乳を注ぐ女」を安全に日本へと運ぶためルイ・ヴィトンにトランクの製作を依頼した。

フランス・アニエールにあるアトリエで製作されたというトランクは、アイコニックなモノグラム･キャンバスに真鍮のコーナー金具と錠前が光を放つ上質な逸品。トランクの外装には手作業でストライプのペインティングが施され、 ライニングには作品に登場するカラーを彷彿とさせる鮮やかなイエローが使用されている。