2016.03.29

ALPINA Roadster LimitedEdition(Z1)

1989年から3年にわたり生産されたBMWのZ1。そもそもは樹脂製の脱着可能なボディパネルや、マルチリンクサスペンション(後にE36で採用)などのテストの意味も兼ねた実験的要素の強い車両でした。

デザイン上の最大の特徴は下がって開くドアで、ドアシルに綺麗に収納されるのはとても面白いですね。エンジンは325iと同じ直列6気筒の2.5 SOHC 170ps が採用。

ドイツ本国では簡素なヒーターのみでエアコンは装備されていなかったようですが、後のカスタムによりエアコンが装着されているモデルも散見されます。発売当初は話題を呼びましたが、エアコンがない事や、MTのみという事もあり、8,000台ほどの生産で終了。

日本での正規輸入は勿論なかったのですが、Z1のアルピナ版だけが、ALPINA Roadster LimitedEdition という名前で正規輸入されていました。わずか66台だけ生産されたアルピナ版Z1は2.7Lの200psにパワーアップされ、デコライン付き。エアコンを後付けしていた個体も多かったと思います。

しかしこのドアが下がる事で得られるデザインとボディの黒、そしてゴールドのデコラインのコンストラストで、サイドから見ると異様なカッコよさ。世界で66台だから、簡単には見つかりませんけど。

 

やはり何と言っても、このドアですね。このクルマは。

ネットから拝借させて頂いた画像ですが、日本でも乗られている方がおられますね。個性的で美しい。

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