Cyber Truck
テスラが遂にと言うべきか、発表から4年の時を経てサイバートラックのローンチイベントを昨夜開催。10台のみですが納車を開始(すべてテスラの従業員)したのだとか。
4年前は 4万ドル以下と言っていた価格も実際には6-10万ドル。ですが、まあこれはアメリカでのモデルXと同じ価格ですし、この大きさと素材の特殊性などを考えたら、大半の人は「モデルXと同じ価格なら安い」と感じるのではないでしょうか。
ボディは塗装なしの ウルトラハード ステンレススチール エクソスケルトン という素材でガラスはアーマーガラスのアコースティック仕様。サイズは 車幅2413(ミラー格納時2200) x 全長5682 x 車高1790mm と相当な大きさですが、車重は3,104kgと想像よりは軽いですね。ひょっとするとEQGより軽い可能性も。
CyberBeast(96,390usd)と呼ばれる最上位モデルはトライモーターでパワーは845psで、まずはこのモデルから。その後 デュアルの4WDが出て 最後にシングルの RWDもリリース予定。
ただし、ボディの組み立て精度などにまだ問題があるのか、詳細な生産スケジュールについては、説明はなく、いつものテスラの見切り発車という感じ。マトモな自動車会社だと 生産上や品質上の問題がクリアにならないまま、製品を発売するなどあり得ないことで、そういう会社だとここまで革新的なプロダクトは発売できないですから仕方がないのかもしれません。とにかく「なんとかローンチして、後は作りながらなんとかする」という事なのでしょう。
しかしながら、デザインの発表から4年も経っているのに、今見てもかなりの近未来感で、このインパクトが4年も色褪せていないのは凄いこと。正直、今見てても本当に発売できるのか?という驚きがあります。
積載量もかなりのもので、荷台に乗せた荷物はボールトベッドカバーを閉めればこんな感じに。もちろんキャンプにも最適でしょうから、アメリカでは相当に人気が出るんだと思います。
また今回、工事現場やロケット開発現場のようなシーンでの動画も多数上げており、そういうシーンの需要もありそうです。とにかくユニークなプロダクトであることは間違いないので、プロジェクトの成功を期待したいですね。
ローンチ会場で話題になったのはこちらの動画。
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