橘玲、最新刊。
なんともタイムリーなテーマ。で、いつものようにファクトとバイアスおりまぜ一般メディアでは禁忌とされる内容に切り込む。
やはり日本の病は団塊の世代。労働組合やオールドメディアが彼らの既得権益を守るべく働き日本は力を失っていった。そして彼らが引退した今働き方改革の名の下に修正は進められ、年金受給者となった彼らのために向こう20年年金制度は改革されないこととなる。かつて自分の子供世代の雇用を奪い自らの地位を温存させたように、現在怒れるシニアとなった彼らは不寛容にさらに下の世代の邪魔をする。保育園の建設に反対したり、電車のベビーカーを邪魔者扱いしたり。
あと先の参議院選で、（本人たちが自覚しているかは別にして）結果として左派ポピュリズムを推進する形に声を上げる人が多い理由も納得できた。