2017.02.16
一富
いまや「孤独のグルメ」の店みたいだけど、僕にとってはアメトーク「博多華丸大吉芸人」のロケでの打ち上げの場として、ずっと憧れだった店。福岡での用事を早めに済ませ、いざ繰り出した博多の街。意を決して暖簾をくぐりました。
お通しはタイラギ。そう福岡で貝といえばタイラギ。焼き鳥屋で食べる貝柱の串焼きもこれ。
そして福岡のつまみといえばゴマ鯖。しかしここでは鯖ごま。ゴマに和えてはあるが、さしみ醤油が別途用意され、それにつけつつ食べる。唸る旨さ。
魚の煮付けは?と問うと「がらかぶ」との答え。これまた極めて九州的な魚。勿論いただく。さっと煮付けた白身の美味しさよ。
そして名物の若鳥スープ炊き。要はキャベツを使った水炊きの小鍋なんだけど、水からではなく鶏がらスープで煮始めるからそう名づけているのか。鳥は正肉だけじゃなく肝も入っている。〆に雑炊もできるが、ここは二軒目、三軒目のためにグッと堪える。
ご主人お一人で調理されてて料理の提供には若干時間もかかるけど、ここはそういう時間の流れる空間。全てが清澄。全てが正しい。また来たい。
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