「Dover Street Market Ginza（以下、DSMG）」が年に一度、国内外のデザイナーやアーティストたちを招致する「OPEN HOUSE（オープンハウス）」 イベントが、今年も10月28日に1日限りで開催される。各フロアで特別なインスタレーションや限定アイテムの発売、ミュージックパフォーマンス、ワークショップなどが企画。2023年のOPEN HOUSEライナップから、RoC的注目トピックスを総ざらいする。

【1F】

DSMGを象徴でもある、エレファントスペースは、「コム デ ギャルソン」が年間DMでフォーカスするフォトグラファーJAMIE HAWKESWORTH（ジェイミー・ホークスワース）のインスタレーションに一新。川久保玲がこれまでフックアップしたジェイミーのさまざまな写真から選び抜き、エレファントスペースに体現する最新の世界観を体感してほしい。

ファレル・ウィリアムスがメンズ クリエイティブ･ディレクターを務める「LOUIS VUITTON」のスペースでは、オープンハウスに合わせたスペシャルなアイテムがお目見えする。

【2F】

デザイナー井野将之が来店する「doublet」では、限定商品の販売のほか、井野発案の店内パフォーマンスを計画。ユーモラスとウィットにとんだクリエイティブでお馴染みのdoubletが仕掛ける、様々なパフォーマーによる特別演出に期待したい。（時間未定）。

ファウンダーのNoah Raf（ノア・ラフ）らが立ち上げた日本初上陸ブランド「Madhappy」のポップアップストアが11月24日までの期間で開催。同ブランドは、2019年にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループより出資を受け、経済誌「フォーブス（Forbes）」で「世界を変⾰する30歳未満の30⼈」に選出されるなど、注目を集めているストリートブランドの一つだ。元「Brain Dead」のとEd Davis（エド・デイヴィス）がアートディレクターとして加わった2024年秋冬コレクションほか、彼がアートワークを手がけたアイテムがDSMG限定で登場。OPEN HOUSEにはノアとエドの2人も来日する。

DSMG限定フリース クルーネック 27,500円、MADHAPPY×UGG クラシック ウルトラ ショートミニ（DSMG限定カラー）27,500円(税込)

Emiliano Maggi’s live performance：16:00〜17:00

JUNYA WATANABE MANのスペース前ではヴィジュアルパフォーマンスや音楽のプロデュースを手掛けるEmiliano Maggi（エミリアーノ・マッジ）がライブパフォーマンスを実施。Emiliano Maggiは、ドイツ発のアイウエアブランド「KUBORAUM」が立ち上げた音楽プラットフォーム「KUBORAUM Editions」 所属バンドSALÓ（サロ）のメンバーでもある。3階のKUBORAUMスペースでは、SALÓのレコードの販売やタブロイド紙の無料配布も。

【3F】

アメリカ海軍が物資の調達などを一括する組織として1842年に設立した物資供給部門のコンセプトを2019年にデザイナーRoberto Lorenziが蘇らせた、イタリア発ブランド「LAEZI BUREAU OF SUPPLIES（レイジー物資供給部）」。ドーバー ストリート マーケット ギンザ限定アイテムがラインアップするほか、デザイナーも来日。

野口 真彩子と佐々木 拓真が手がける「NOMA t.d.」は、定番アイテムHand Dye Twist SweatのDSMG限定バージョンが登場。杢Grayのボディにスプレー風の染色と胸元にDOVER STREET MARKETとNOMA t.d.のロゴが刺繍。デザイナーも来店予定。

Rodrigo Garcia Alvarez（ロドリゴ・ガルシア・アルバレス）が手掛けるビーガンアロマキャンドルブランド「AMEN（アーメン）」は、アートバーゼルパリで披露したばかりのフランスの彫刻家KATHARINA KAMINSKIの陶器に入った大型キャンドル「LIGHT SCULPTURES 5KG」を世界先行販売。彼女による陶器「HIKARI」やそれを器にキャンドルに仕上げたアロマキャンドル「LUZ CANDLE」、ピカソのアートワークが施されたAMEN PICASSO COLLECTIONなどもそろう。Amen創設者のRodrigo Garciaと彫刻家のKatharina Kaminski も店頭に立つ。

このほか、ジュエリーデザイナー Charlotte ChesnaisやデザイナーDaniela Gregis、「TU ES MON TRESOR（トゥ・エ・モン・トレゾア）」の佐原愛美が来店する。

【4F】

「Salomon」のアーティスティックディレクターを務めるデザイナーのオウンドシューズブランドパリ発「Phileo（フィレオ）」からは、034-AZAR JETのDSMG限定バージョンが登場。アトリエで制作された、コットン生地（手染め）のフラワーオーナメント付き。デザイナーPhiléo Landowskiも来日。

その他、AURALEEのデザイナー岩井良太が来店。「ニューバランス」のアーカイブス ポーツウェアを現代にアップデートした新たなアパレルライン「ニューバランス アーカイブ リマスタード バイ オーラリー × TDS」の第二弾を披露する。

Gliiico’s live performance　18:15〜19:00
カリフォルニアを拠点に活動するストリートウェアブランド「NOON GOONS」と「FRED PERRY」は、コラボコレクションをローンチ。インスタレーション & アイテムのほか、 ブランドと交友関係のあるバンドGliiico（グリコ）がライブパフォーマンスを行う。NOON GOONSのデザイナーKurt Narmore（カート・ナーモア）とJonas Dediéも来店。

【5F】

MIYAGIHIDETAKAが手掛ける新ブランド「Rafu（ラフ）」より、DSMG限定アイテムが発売され、デザイナーMIYAGIHIDETAKAも来店。「PAUL HARNDEN」のSHOEMAKERSの常設スペースには、巨大なバナーディスプレイが登場。 「KIKO KOSTADINOV」からは、DSMG限定バッグが発売される。

【6F】

GOODFIGHT’s Event

LAを拠点とするブランド「GOODFIGHT（グッドファイト）」では、購入したシャツやジャケットなどのアイテムにその場で刺繍を施してくれるイベントを実施。対応時間は11時〜12時、14時〜15時、17時〜18時。

SPACE AVAILABLE’s work shop

ロンドンのセレクトショップLN-CCの創設者の一人、Dan Mitchell（ダン・ミッチェル）が立ち上げた、インドネシア・バリ発サステナブルブランド「SPACE AVAILABLE（スペース・アヴェイラブル）」はワークショップを開催。

デザイナーとアーティスト、科学者、環境問題研究者から成り立つコミュニティを主体に、創造活動を行う同ブランド。今回のワークショップではDan Mitchellもともに、廃棄プラスチックをもとにビーズネックレスを制作する。ワークショップの開催は11時〜12時、14時〜15時、17時〜18時の3回開催。

【7F】

Jan Bajtlik’s Live Drawing：11:00– 14:00

「HERMES（エルメス）」のカレのデザインも手がける、アーティストのJan Bajtlik（ヤン・バイトリク）が、ライブドローイングイベントを開催。1989年ワルシャワで生まれ、絵画やドローイング、デザインを中心に活動。2016年よりHERMESとの仕事をスタートさせたほか、スウォッチとのコラボレーションや、ニューヨーク・タイムズ、タイム・マガジン、クーリエ・インターナショナル、グーグルなどにイラストを提供している。

Stephen Gill’s Talk Show：14:00 – 15:30
イギリスのドキュメンタリー写真家Stephen Gill（スティーブン・ギル）が、実験的なアプローチで取り組んできた35年にわたるこれまでの写真活動についてを明かすトークショーを実施。15時半からは、彼の作品を爪にプリントできるイベントも実施。新作写真集をはじめ、ポスターやTシャツ、新作のプリント作品まで、貴重なアイテムも揃える。

Takashi Honma’s Work Shop：16:00 – 18:30
※Peatixサイトを通して事前予約が必要（定員15名）

ホンマタカシ | Tokyo Olympia Reconstruction 即興ワークショップ(16:00 – 18:30)
写真家のホンマタカシの書籍『Tokyo Olympia』で使用されている作品を、ホンマがカッターでカットし、参加者がその断片を自由に手作業で 組み替え、新しいイメージを作るワークショップ。制作したイメージは持ち帰り可能。参加費は子供（高校生以下）5,500円、大人 16,500円。

この他、LOEWEなどで活躍する双子のモンタージュシリーズで知られるフォトアーティストfumiko imanoの最新作「LE FUMISTOL」の発売。アーティスト自身も来店する。
この他、最新情報はDSMGのインスタグラムをチェックしよう。さまざまなデザイナーやアーティストが集結する機会にぜひ、足を運んでほしい。