2022.12.24

1803年創業のパリ総合美容専門店「ビュリー」へ、”整う”名品を探しに

buly-1-3ラムダンによりデザインされた最新の外装がデザイン二子玉川店を飾る。

Ramdane Touhami(ラムダン・トゥアミ)とVictoire de Taillac(ヴィクトワール・ドゥ・タイヤック)が2014年に復活させ、現在はLVMH傘下となったパリ発の1803年創業の総合美容専門店「OFFICINE UNIVERSELLE BULY(オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー)」。19世紀パリのクラシカルな内装やパッケージデザインが特徴的で、日本でも2017年の上陸後からファンが急増している。フレグランスやハンドクリームが人気だが、実は自然派トータルケアが揃う「OFFICINE UNIVERSELLE BULY」。ギフトにも最適な、身だしなみを整える隠れた名品を探しに伺ってみた。


■オー・ スゥペールフィヌ

buly-32左から3番目が『オー・スゥーペルフィヌ』。

バラの蒸留水とアロエベラを配合した自然派化粧水「オー・スゥーペルフィヌ」。創業当時にほぼ忠実に処方されたフォーミュラーはしっかりと潤い、心地よい自然な香りにも癒される。世界的なオーガニック認証「コスモス認証」も取得した品質の高さにも納得だ。過去のブランドの文献やアーカイブから引用してラムダンが具現化しているパッケージデザインの中でも、当時のデザインに最も近いアイテムだとか。


■植物オイル

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現在70種類にわたる植物オイルを提供するBuly。現在もブランドディレクターとして在籍するヴィクトワールの美容探検家としての叡智が詰まったオイルの数々は、ひとつひとつ自生している場所や環境、抽出方法を厳選して生み出されている。そのため生息地や環境によって在庫が安定しないことは仕方がなく、もしこれだ!というオイルに出会ったらその場で即決してほしい。カウンセリングを受ければ、肌や髪の毛など悩みに応じて最適なオイルが発見しやすい。

同じくパウダー&クレイの種類も幅広く、その用途もさまざまなので合わせて使ってみたいアイテムのひとつ。パッケージに書かれたカタカナのカリグラフィーもクラシカルで洒落ている。

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■フィル・ダンテール

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小さなアルミケースの容器に入ったフロス「フィル・ダンテール」。一見フロスには見えないほどにスマートな小さなアルミケースは持ち運びにも最適。柔らかな繊維をミツロウでコーティングしたフロスは、ミントの香り付きで使うと爽やかな息に(オレンジの香りもあり)。 バスルーム用には希少な大理石製のデンタルフロスディスペンサーも(個数限定販売)。250m長のフロスが入っているので半永久的に使うことができるとか。

■キオス・マスティハ

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世界最古の天然の歯ブラシを現代に蘇らせた「キオス・マスティハ」は、bulyのなかでも最もユニークなアイテムかもしれない。原材料は、マスティハギリシャのキオス島に生息する天然樹脂「マスティハ」。2014年ユネスコの無形文化遺産に登録されたマスティハの伝統的な生産方法や収穫方法に忠実に採取されている。

使い方は、キオス・マスティハの塊を口の中に2〜3個含んで、20分間ほど噛み続けるだけ。口内環境を清潔に保つだけではなく、歯ぐきの強化や歯垢防止など嬉しい効果もあるとか。


【番外編】アラバストル

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付属のオイルを石に垂らして使うフレグランスストーンの名称「アラバストル」は、古代ギリシャ時代に使用されていた素焼きのケースという意味。名前の通り、かつて香油を保管したり、貴重な香りを閉じ込めるために使われた素焼きのケースに着想を得たフレグランスで、キャンドルやマッチ型のフレグランスをそろえるBulyの中で、火を使わずに使用できるロングセラー。掌サイズの大きさで旅先にもいつもの香りを持ち運ぶことも。

ここで紹介したアイテム以外にも、まだまだ”整う”名品をそろえる「OFFICINE UNIVERSELLE BULY」。購入した商品の箱にはカリグラフィーで文字入れしてくれるサービスも。自分のために、誰かのために、ぜひ足を運んで確かめて欲しい。

OFFICINE UNIVERSELLE BULY

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