2020.04.15
藤原ヒロシの今日の一冊「ROBERT OVERBY WORKS 1969-1987」
アメリカのヴィジュアルアーティストRobert Overby （ロバート・オバービー 1935–93）は、グラフィックアーティストとして活動した後、ヴィジュアルアーティストに転身。彫刻やインスタレーション、絵画、写真、プリント、コラージュまで、多彩で多面的な作品を制作してきた。TOYOTAロゴは彼がグラフィック時代にデザインしたもので、今もなお使用され続けている。しかし生涯、展示をほとんど行わなかったことから、戦後のアメリカンアートの隠れた才能とも称されている。
Mousse Publishingから出版された「WORKS 1969-1987」は展覧会図録。オバービーの死後2014年に実現した初の展示で、スイスのジュネーヴ近現代美術館を皮切りに、イタリア・ベルガモのアート ギャラリーGAMeC、ノルウェー・ベルゲンの美術館Bergen Kunsthall、フランス・ディジョンの美術館Le Consortiumの4箇所を巡回した。キュレーターは美術評論家のAlessandro Rabottini（アレサンドロ・ラボッティーニ）。
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the Centre d’Art Contemporain Genève
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