2019.08.23

Taycan

ポルシェ初の量産型の電気自動車Taycanですが、内装画像がリリースされました。

こう見ると、コンセプトの段階よりはオーソドックスにはなりましたけど、雰囲気はうまく残しましたね。下半身を白にするとブリッジ感というか、デザインテーマが強く感じられて良さそうです。助手席の前にもディスプレイがあるようですし、中央のコンソールも色々新しい感じで楽しみです。

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ただその一方で、やはりコンセプトカーのデザインというのは市販版と様々なところで(実用性やコスト面を無視できるので)違うんだな、とも感じますね。

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例えばコンセプトはステアリングの径が大きく、グリップは細い。これだけでデザインがぐっと良くなります。中央から助手席にかけてのディスプレイ内蔵パネルも上下に薄いですよね。実際はそこに写すモニターの情報量の問題や奥の機器(ここが裏側に内蔵できる電子機器が少なくなってしまう)の関係で、普通っぽい厚みになってしまいました。あと、これは私見ですが、もうダッシュボードのクロノはやめても良いんじゃないでしょうか。無条件でオプション料金を取れるからやってるんでしょうけど、ちょっとオールドジェネレーション感が出てしまいます。

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インパネのモニターは小さめにして、ベゼル(外枠)無しでエッジを見せる方向性は新しいトレンドですね。これは効いてます。

インテリア全体としてみれば、制約の中で非常に未来感を打ち出すのに成功してますし「テスラに興味はあるけど、実際に買うとなると…」と逡巡していた層を決断させる魅力は十分にあると思います。つまり「電気自動車などいらないけど、ポルシェが出したなら買ってみたい」と。

あとは、外観デザイン。そう、顔がどうかですね。

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Sedan