2019.03.20

F8 Tributo

さて488後継のF8 TRIBUTO はMC的なモデルですが、テスタロッサ→512TR→F512M の時と同じように1つの基本モデルで3つの世代を作ったと考えれば特に違和感はありません。

基本デザインは488、それもPISTAの流れからの進化版という感じだと思います。フロントスポイラーがランボ風になったことで、昨今の流行に沿った顔つきと言えるでしょうか。

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リアエンドはV8モデル伝統の4灯を採用したのが特徴ですが、さりとてクラシックという訳でもなく、あくまで最近のインハウスデザイン以降のフェラーリの文法通りのモダンな仕上がり。

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名前にまでトリビュートというコンセプトを挿入してきた象徴とも言えるこのF40へのオマージュ的なレキサン(ポリカーボネート・ポリマー)素材のリアカウル。

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F40のリアカウルはこんな感じなので、実はそんなに似てない印象。何れにせよ、488の基本構造は大きく崩してない訳ですから、過去のオマージュを本質的な意味で取り込める筈もなく、マーケティング的にディティールに採用したという感じでしょうか。

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それでも、こういうサービス精神と、その材料となる過去のモデルという財産がフェラーリというブランドの強みなのでしょう。

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