話題の店。この日は太田シェフ自ら腕をふるうコースの提供。
全てが清澄にして豊潤。
よく素材を活かして、という表現があるけど、これは別格だ。それだけではなく昇華させてる。
玉ねぎはとろとろになるまで焼き極限まで旨味を引きだす。繊細にして大胆。
生ポルチーニのソテーは濃厚そうなビジュアルに反し、素直な味。しかし滋味溢れる。
パルメザンを溶かしたお湯で茹でた太麺のパスタはパターをのせコショウを効かせる。これが笑ってしまうほど美味しい。
デザートに使われているカカオに関してはここで説明することはやめよう。
叶うならまた体験したい。

そういえば太田さんはエルブジを経て、以前映画で見たガストン・アクリオのもとでも修行されたらしい。試写に行った際担当者の方から、ガストンのところにいた日本人の料理人が帰国していて様々な場所で料理を披露している。すごく印象的な料理ですと聞かされていた。すっかり忘れていたけど、それが太田さんなのだった。
店に伺う前にもうちょっとちゃんと予習していたら思い出しただろうに、残念。
でもまたアラカルトの時にも伺おう。