【ARTIST INTERVIEW】HINOTO / Blue Blue
「TUNE DELIVERY ~ MUSIC course FASHION ~」の発売にあたり、
MUSIC – sideへ楽曲が収録されるアーティストへそれぞれメンバーがインタヴュー。
今回は10曲目にあたり、関西を中心に活動するアーティスト「HINOTO」へ。
コンピレーションCDへ収録される楽曲イメージから、楽曲制作やルーツについてお聞きしました。
■今回は楽曲をご提供いただき、ありがとうございます。
企画に参加されるにあたり、楽曲のイメージなどがあればお聞かせください。
HINOTO:1日遊んだ日の夜に夢を見て、内容が自分1人が海にいて呆然と立ち尽くしているもので。
普段日常でも楽曲を感じる瞬間があって、その夢から覚めた時に残ってたメロディとかが自分の中にないもののはずなんですけど、思い起こしてそのまま打ち込んでいきました。
夢の中で見たこともない景色に愕然として、自然の壮大さに打ちひしがれて。そのイメージを頼りに、普段は気にしないし何とも思わない景色を思い、楽曲にしてみたっていうのが今回のコアになる部分で根幹にあります。
イメージは海で、昔から親がサーフィンをしていたのもあって人より海にいることが多くて、見たら落ち着ける場所の一つ。その時の記憶は身近に感じられるし、イメージとして残っていて。楽曲は80年代のVHSのようなローファイな映像のイメージで、音像もザラッとした質感に仕上がりました。
■普段、どの様に楽曲を制作されているのでしょうか?
HINOTO:制作に関しては、Logicや、スマホでKORG Gadgetを使う事もあって、プラグインも入っているし移動中にスマホである程度打ち込んで、後日Logicに打ち込む事もあります。そのままLogicでパッケージングしたり、スマホで作り上げる事もあるので、フレキシブルにやっていますね。
普段から意識はあんまりしていませんが、ふとした時や音楽を聴いていない時に考えている事もあって。元々ドラムをやっていた事もあり、最初にリズムパターンから組んで、コード進行を考えて頭の中で組み立てていたり、日常で思い浮かんだ物を繋ぎ合わす事もあります。
DAWで音を探す時は、自分の好きな音を作るところから始めます。この音色はこのままだけどココをいじったらよくなるな、とか。その中で聞き心地や耳障りの良さを考えています。最初に音の質感からこだわりますね。
■楽曲制作にあたり、ルーツがあればお聞かせください。
HINOTO:DJをする時に昭和の歌謡曲や80年代のシティポップ、ハウスなどを自分のフィルターを通して融合させるので、そういった、ごった煮感の要素が核にあります。
色んなところをかじっているので、それが楽曲に表れていて、シティポップや昭和歌謡のキラキラ感と、ダブなどの深いリズム感、またそこに限らずハウスなどを混ぜたり色んなところの融合感が面白く、パズルのように全然違うところから引っ張っています。
ルーツとしては、一つに限らずそういったごった煮感の中にあると思います。
【Profile】
HINOTO
DJ/ビートメイカー。”インターネットと現実の融合”をテーマに活動中。
ハウスやテクノ、ジャングルやDnBなどのジャンルを縦断するスタイルが特徴。また、それに加え、昭和歌謡やシティポップなど”和”のテイストを取り入れた、ハイブリッドセットも展開する。
作曲面に関しては、ヒップホップやダブ、ハウスなどの要素に”和”の要素を取り入れた楽曲展開が特徴。
大阪や京都など、関西を中心に様々なパーティーへ出演し、大阪のクリエイター集団”ROOM”にも在籍。
2019年より、和モノパーティーの”シティライツ”を主催するなど、各方面へ活動を展開中。
【SNS】
https://www.instagram.com/hinototonih
https://twitter.com/hinototonih
【音源リンク】
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