2017.10.23

LEXUS LS

僕が車を語るなど笑止千万、ということは本人が一番よくわかってるので、ここでは「日本のプロダクト」という側面で。
レクサス、海外で評価の高い日本のカーブランドであることはいうまでも無いけど、正直「ヤカラ」感というか、地方の中小企業のオーナー感というか、リアルな共感に邪魔な要素も印象としてはあった。
今回フラッグシップモデルの11年ぶりのフルモデルチェンジということで、試乗と開発者の方等からお話を伺う機会を得た(なんで僕が呼ばれたんだろうとも思ったけど。笑)。なるほど、インテリアはコンテンポラリーなラグジュアリーさを備えてきたなという感じ。日本人らしい器用さというか、細かいおもてなし感もあるけど、ウザく無い。作る側が見てる先はここなんだなぁと。ただあのわざとらしい豪華さというか、外連味の部分はオプションとして残してはいるようだけど、、。車としての性能はここでいうには及ばず。
以前トヨタのある車種に関してインタビューされたことがある(これもなんで僕?と思ったけど)。その時僕が言ったのは、日本を代表する車であるならプロダクトとして日本を表現したほうがいいんじゃ無いかということ。ジャガーのConnollyに匹敵する日本の匠の技を取り入れたり、シートカバーが刺し子だとか日本独特のクラフトの感覚をインテリアに採用したら海外のインテリジェントな層には受けるのでは?
今回オプションで切り子細工の要素を取り入れているそう。ギミックにすぎないかもしれないけど、トライアルとしてはこの先が楽しみな感じもある。

レクサスといえば、過去我々Ring of Colourも”TOKYO CALLING”という番組のキュレーションでおつきあいがあった。車もちょっとあらためて興味を持って見てみよう。

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