2016.08.27

罪と業

堤清二「罪と業」

今年、読んだ本の中で一番面白かった。

ばっくりと西武グループとしての知識しかなかったが、父親から異母弟の義明が引き継いだ西武鉄道グループから独立し、西武流通グループ(のちのセゾングループ)を作ったのが著者である清二氏。

確執や複雑な心理から、競い合うように事業を巨大化するストーリーと複雑な家庭環境が描かれている。

セゾングループが展開していた事業の中で、自分としては、背景がどうであれ82年に西武百貨店が打ち出したキャッチコピーである「おいしい生活」にドキドキしたし、PARCO、無印良品、LOFT、レコードを掘りに何度も通ったWAVE、アート本を出版していたリブロポート……。

日本に様々な文化を根付かせた功績は大きいと思う。

影響、恩恵を受けたショップは凄まじく多いので、一言では言い表せない感情になったかな。

「おいしい生活」の裏側。

そんな印象の一冊でした。

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Japanese Authors