2016.06.07

BUGATTI

この動画、良かったです。

ヴェイロンを造ってるVWが経営する現在のBugattiではなく、戦前の本当の最初のBugattiでもない、1987年にイタリア人実業家アルティオーリがBugattiを復活すべくイタリアのモデナに設立したBugatti Automobili S.P.Aのお話。

EB110という唯一の生産モデルを送り出し、1995年に倒産したわけですが、その閉鎖された工場の現在の姿が悲しくも美しい。インタビューではアルティオーリが当時の倒産の理由などを語っているけど、その真相がどうこうよりも、一人の男の描いた夢のあとさきがこの映像にはありますね。

高画質版はコチラで。

Bugatti Automobili S.P.A の倒産の3年後に、VWが商標権を買い取って現在の会社 Bugatti Automobiles SAS を設立し現在へと至るわけですが、この時VWは、戦前に創業者のエットーレ・ブガッティがゲストハウスとして実際に使用していたフランズのアルザスの城(シャトー・サン・ジャン)をわざわざ買い取り、その横に会社を建てて戦前と同じアルザスに本拠地を置いたわけです。

やはりブランド・ビジネスってこういう事なのかな。

例えばロールスロイスは会社のオーナーがドイツの会社でもやはりイギリスで作らないと意味がないわけで。 Bugattiのイメージを継承していくには、これも必然だったのでしょうね。

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